作品名
市松人形を抱く舞妓


スペイン・セリビア文化交流賞受賞作品
この作品は、日仏友好記念カレンダーに採用されました。
 
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日本の情緒美を人物描写で追い求める大野清は、これまでにも舞妓の艶やかな表情を捉えた秀作を発表している。
この作品は、視線を手に抱えた市松人形に落としてじっと見つめているが、自らの分身のように愛くるしい人形に対する舞妓の心情が繊細な筆致によって自然と伝わってくる。
人物表現も、和装を身にまとっている場合、芸術解剖学的な人体の構造の把握が困難になる。 しかも、着物の柔らかな感触やボリュームの豊かさ、細やかな織りの質感の表情もしっかりと捉えられて描写されている。
日本画独特の静謐な色遣いも情趣に華やかさを添えている。 完成度の高い作風をすでに確立している作者だが、さらにディテールの探求を極めて境地に到達しつつある。作品世界の充実に更なる期待がある
長谷川栄/評ART GRAPH1997/9より引用

作品名
生花を楽しむ京の舞妓
アルゼンチン修交
100年記念展

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