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解けますか・・?
オノコロ島とはどこの島?
古事記の冒頭は国生み神話で、イザナギ・イザナミが最初に造ったのがオノコロ島と云いますが・・、さて、このオノコロ島とは、どこのことでしょうか?
少なくとも、淡路島やその辺りの島ではありません。

これが、どこの島なのか、
いろいろと想像されているようですが、簡単です。じつに、古事記そのものに記されています。
それが、なんで分からないの?

先入観・・です。先人たちが古事記も読まずに、色々と論議をして訳を分からなくしていると云って良いです。
かなりの古代史通の先生方でも、自分勝手な妄想を得々と語っていますね。

オノゴロ島は古事記に書かれたもの・・なら、古事記の記述に従え・・デハありませんか。
どんなに偉い先生でも、人の話はあくまでも参考・・自分の目で見、自分の頭で考えよ・・デス。

古事記の冒頭・・、
●国土の修理固成

イザナギ・イザナミの二神が天浮橋に立ってオノコロ島を造ります。

於是天神諸命以。詔伊邪那岐命伊邪那美命二柱神。修理固成是多陀用幣流之國。
賜天沼矛而。言依賜也。故二柱神立【訓立云多多志】
天浮橋而。指下其沼矛以畫者。鹽許袁呂許袁呂迩【此七字以音】
畫鳴【訓鳴云那志】
而。引上時。自其矛末垂落之鹽。累積成嶋。是淤能碁呂嶋【自淤以下四字以音】

オノコロ島・・書かれていますね。

●二神の結婚
・・・生子水蛭子。此子者入葦船而流去。次生淡嶋。是亦不入子之例。

二神は結婚して、国生みが始まります。生んだのが水蛭子と淡嶋ですが、この二つは使わずに流してしまいます。

●古事記--大八島国の生成
次に、八つの大きな島を生み、六つの小島を生みます。

・・・
生子淡道之穗之狹別嶋【訓別云和氣下效此】
次生伊豫之二名嶋。
此嶋者身一而有面四。毎面有名。故伊豫國謂愛(上)比賣【此二字以音下效此】讚岐國謂飯依比古。粟國謂大宜都比賣【此四字以音】土左國謂建依別。
次生隱伎之三子嶋。
亦名天之忍許呂別【許呂二字以音】

次生筑紫嶋。
此嶋亦身一而有面四。毎面有名。故筑紫國謂白日別。豐國謂豐日別。肥國謂建日向日豐久士比泥別。【自久至泥以音】熊曾國謂建日別【曾字以音】
次生伊岐嶋。
亦名謂天比登都柱【自比至都以音訓天如云】
次生津嶋。亦名謂天之狹手依比賣。
次生佐度嶋。
次生大倭豐秋津嶋。亦名謂天御虚空豐秋津根別。故因此八嶋先所生。
謂大八嶋國。然後還坐之時。

生吉備兒嶋。亦名謂建日方別。
次生小豆嶋。亦名謂大野手(上)比賣。
次生大嶋。亦名謂大多麻(上)流別【自多至流以音】
次生女嶋。亦名謂天一根【訓天如天】
次生知訶嶋。亦名謂天之忍男。
次生兩兒嶋。亦名謂天兩屋。【自吉備兒嶋至天兩屋嶋并六嶋】

この中に、オノコロ島がどの島なのか、記述があります。
読めば分かることを、なぜ、読まないのかー?
これの方が、よほど不思議ではありませんか。

ところであなたは…、解けましたか?
これで解けなかったら、古代史を学ぶ資格はありませんよ。

※そして、第二ヒント・・、
オノゴロ島神社という名前の神社が淡路や各地にありますが、この神社の名前そのものに、その所在が示されています。
フリガナに惑わされるから分からない・・、もう一度、この神社の名前を読み直してみることです。
淡路のオノゴロ島神社
解けない方⇒ new
最初の頃の本にはありません。
最終章完了後の改定版からです。
または、 new
筆者もこの段階で気づきました。
まさか、と思いましたが誰も読まずに古事記を解説しているのです。
さらにー、
流してなくなったというヒルコとアハシマ、
これも実在します。それは、この中の記述・・大八島の最初に作った淡路島
淡道之穗之狹別嶋
この意味が分かれば、おおよその所在が分かります。

もうちょっと詳細を知りたい方



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不思議の古代史