解けますか・・?
謎の篆書文字
パソコンにない文字なので作成しています
あなたは、この文字が読めるだろうか?
もちろん、読めない・・のではないか。
だが、この文字はれっきとした公文書に記されていた文字なのだ。

拡大します
出所は、兵庫県姫路市の法務局
それは、姫路市の山岳地帯の字限図に記されていた。
図面の片隅に記されている方位図のマーク。

この文字は、
東西南北の西の位置に記されていた。
つまり、これは
「にし(西)」と読むものらしい。
文字を拡大すると、
new
分解すると
これは、篆書(てんしょ)文字と云われる字体の文字で、現代では、印鑑など使われている文字である。

篆書文字は古代中国で作られた文字という。
その概要は下記でご覧戴くとして、
どうだろうか・・、

この漢字を分解すると、「ユダ」と、読めるのではないか。
古代の中国から見て西の方角を「ユダ」と呼んだのか。

そして、ご存知だろうかー。
左のマークは、現在の兵庫県西宮市の市章である。
六芒星の中に「ユダ」・・。
奇妙だと思われまいかー。

この市章は、1926年(大正15年)4月に制定されたもので、デザインは、漢字の「西」とカタカナの「ヤ」を3つ組み合わせたものという。
たしかに、三角形のラインは真っ直ぐではなく途中でずれている。
・・しかし、ヤを組み合わせて六芒星になりますかね。

⇒西宮市の市章については、かごめの真実サイトでおもしろい話が展開されていますが・・、

はたして、西の方角は、
弓田(ユダ)の方角と意識されていたのだろうか?

 篆書文字の概要

篆書体での
「始皇帝」文字



日本国旅券の表紙
上部タイトルが篆書文字
篆書体(てんしょたい)とは漢字の書体の一種で、「篆書」「篆文」ともいう。

広義には、秦代より前に使用されていた書体全てを指し、一般的には、周末の金文を起源として、戦国時代に発達して整理され、公式書体とされた「小篆」とそれに関係する書体を指す。

小篆の起源は、一般的には中国最古の石刻である戦国期の「石鼓文」に用いられた書体・大篆が直接の起源と言われている。
「大篆」は西周の宣王の時代、太史・籀(ちゅう)が公式文字・籀文を定めた際に編纂した書物の名であると伝えられ、籀文そのものの別名であるとされている。
このようなことから、石鼓文の大篆は籀文が戦国時代の秦で受け継がれたものとされるが、その詳細には諸説ある。

紀元前221年、中国統一を成し遂げた秦は、法治の確立や度量衡の統一の他、文字の統一が行い、「小篆」が正式に統一書体として採用された。

小篆は、始皇帝が李斯に命じて籀文(もしくは大篆)を簡略化したもの、あるいは、李斯の進言により、当時の秦で行われていた籀文由来の文字を採用したものともいう。

篆書体は、現代でも書道や印章の世界で使われている。
パスポートの表紙に使われている文字も小篆文字である。

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