中国古代の「駱越人」、
4000年前に文字発明!
●2013年12月22日付け、中国新華社通信
中国広西省
【新華社南寧2013/12/22=張鶯】 
中国南部、広西チワン族自治区の駱越文化研究会はこのほど、古代、現地に住んでいた駱越人が4000年前に文字を創造していたことが分かったと発表した。
少数民族チワン族の先祖は文字を持たなかったとの説を覆すものとなる。
同研究会は今年10月、百色市平果県にある遺跡で文字が刻まれた石板などを発見した。
昨年11月に見つかった祭壇跡でも、新石器時代の古駱越人が刻んだとみられる文字が確認されている。
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■中国広西省 位置図
広西チワン族自治区は、中華人民共和国南部の自治区で、中国最大の少数民族チワン族の原住地である。

広西省は、約五万年前の旧石器時代は柳江人、白蓮洞人の活動地域だった。
史書に、古くは「百越」、あるいは、「百粤」の名称で登場し、チワン族は古代の百越の西甌及び越支系の末裔であると考えられ、
広西に最も古くから居住していた民族である。

前221年、中国統一を達成した秦朝は、広西に桂林郡および南海郡、象郡を設置した。
宋代に、広南東路および広南西路が設置され、現在の広西全域および雷州半島および海南島を管轄した。
元末に、広西行中書省が設置され、ここで「広西」の名称が使用されて以降中華人民共和国初期に至るまで広西省の名称が使用された。

広西チワン族自治区は雲南・貴州高原の南東部の端に位置し、地勢は北西が高くて南東が低く、標高は最高2141bである
約4,768万人。トゥチャ、ミャオ、回、コーラオ、マオナン、トン、ジン、イ、ヤオ、チワンなどの少数民族が住んでいる。
中国の少数民族中、最大の人口を持つチワン族の故郷で、ここにはその九割が居住している。
百越⇒神代の残像
広西省、雲南省の位置は、四川省・湖北省に続く位置にあり、総伝/八幡神殿で問題にしてきたミャオ族など少数民族の共通の居住地です。
中国の南越からインドシナ半島北部、インドナ半島北部にかけたこの一帯が、日本の天孫降臨と関係した地域だったようです。
関連⇒神代の残像/総伝


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